2004/5/31 更新

完成には程遠いですがきっとそのうちできます。



RPG(あーるぴーじー)
 一般的な認識はドラクエやFFに代表されるような、魔法やモンスターがいっぱいいる世界を冒険して、レベルを上げて、最後に悪の元締めをやっつけるテレビゲーム。重要なのはレベル上げではなく、キャラクターを自分の思うとおりに行動させることができること。ドラゴンランスシリーズはRPG的要素が強い小説っていう触れ込みでしたが、ファンタジーというもの自体RPGの舞台として魅力的な世界なので、特にRPGを強調しなくても楽しめると思います。またRPGの原型となったのがTRPG(テーブルトークRPG)といわれるゲームでコンピューターの役割をするゲームマスター(ダンジョンマスター)と言う人によってゲームの進行が管理されます。世界を作るのも、モンスターを出したり、戦闘の管理や勝敗判定をしたり、果ては町の武器屋の役までやるのです。このTRPGの代表的なものがD&Dというゲームです。

アイスリーヴァー
 フロストリーヴァーとも言われる。氷壁の民が使う斧。ある種の魔力がこもっており、ローラナがフェアル=サスを倒す時に用いた。AD&Dのゲーム上ではバトルアックス+4というすごい強力な武器となっている。しか〜し、氷で出来ているため、あたたかい場所に持っていくと解けてしまうのであった・・。

青水晶の杖
 リヴァーウィンドがまことの神々の存在する証の探索を命じられたときに持ちかえった杖。彼はこの杖を得たときの状況を何故か覚えていなかった。最初はこれといった不思議な力が現れず、彼はペテン師扱いされるが、ある事件により力が発現する。この杖の持つ「癒し」の力がゴールドムーンとリヴァーウィンド、果てはランスの仲間たちを壮大な冒険へといざなうことになったのである。

赤ローブウィザード
 善悪に関して中立的な性格の魔法使いでイリュージョン(幻術)系の魔法を得意としている。自分達が魔法を研究することに影響がないならば、世の中の出来事には干渉すべきでないと考えている。レイストリンも最初はこの色のウィザードだった(純粋に魔法を極めるのに適していると判断したのであろう)。中立とはいっても、結果的に他人を傷つける行動をするカオスな者も存在する。また、古の英雄ヒューマを手助けした魔法使いのマギウスも赤ローブウィザードだったという。

暗黒の女王
 ドラゴン軍が信奉する女神。クリンの地に降臨して支配しようという野望をもっていて、過去に3回くらいそのためにクリンの地に大きな戦争を引き起こしている。その姿は5つ首のドラゴン、邪悪な戦士、妖艶な女性など様々である。しかし、物語中では妖艶な女性の姿で代表される。元ネタはティアマットであり、それゆえにすべての邪竜は彼女の命令には絶対服従である。自分を中心にした秩序をクリンに打ち立てようとしているらしいが、結構感情的で、カオスの傾向もある。

アナバシニア
 アンサリン大陸西部に位置する地方。ランスの主人公たちはこの地方を拠点にしていた。

アンサロン大陸
 クリンの世界にある大陸の一つ。ドラゴンランスのストーリーはこの大陸を舞台に繰り広げられる。位置的には南半球にあり、南へ行くほど寒くなる。他にも大陸があるが、ストーリー上は触れられていない。

憩いのわが家亭
 ソレースの居酒屋。ヴァレンウッドという大木の上に造られている。ここのオーナーであるオティックがつくる揚げじゃがは名物となっている。ランスの物語はこの居酒屋の暖炉の脇から始まったのである。・・とオティックは宣伝して客を呼んでいた。やがて店はティカに譲られて、キャラモン共々店を切り盛りする。

イローダ(イルダ)
 いにしえのオグル(オーガー)の一族。自由意志というものを人間に学び、悪の道を進む者たちと袂を分った。しかしそれゆえに追われる身となり、アナイアサという地に隠遁している。ごく少数のものが大陸を放浪している。レイストリンと出会ったアンベリルはこの一族の者らしい。魔法に長けた種族でもある。孤高ゆえに世間知らずであることが欠点か?

エルゴス
 もともとはアンサロン大陸の一地方の名称。かつては強大な帝国を形成していた。大変動により、その領域は大きく変化し、北エルゴスと南エルゴスの2つの島に分かれた。北エルゴスには海洋民族が多く住み。南エルゴスにはカガネスティエルフが住む、ランス戦争の余波でこの地にはクォリネスティやシルヴァネスティから避難者が集まり、地元のカガネスティと軋轢が生じている。

オーク
 クリンの世界には存在しないはずのヒューマノイド。なぜか「ケンダー郷の秘宝」には自称ハーフオークが登場する。思うにクリンの世界ではオークというのは人間の一部族で、外見や風習からヒューマノイド扱いされているのではないだろうか。また、バリフォールの住人「豚鼻のウィリアム」もオークではないかと思われる。

オーガー
 身長が2mを超えるヒューマノイド。ジャイアント(巨人)族のいないクリンでは最大の種族。怪力が取り柄だが、頭は弱い。ドラゴン軍の主力として前線で戦わされることが多い。しかしながら、かつてはクリン世界での最初の支配者として君臨していた種族でもある。悪に染まりすぎて堕落し、かつての栄光はどこへやら。しかし、派生種族であるミノタウロスやイローダなどは先祖の偉大さを充分に受け継いでいる。それでも伝説に出てきたラアグは結構頭がいいと見える。

大長虫キャティルペリウス
 レイストリンがタニス達の装備に防御の呪文をかけた(ふり)ときのセリフに出てきた虫(?)の名前。クリンに実在する巨大ワームの一種かもしれないが・・。犠牲者はゆっくりとむさぼり食われるらしい。

丘ドワーフ
 フリントの属する種族。その名の通り、丘陵地帯に主に住むドワーフ。大変動後の混乱によって山岳地帯に住む山ドワーフと戦争状態になったため、未だに彼らとはしっくりといかない。




カガネスティエルフ(カゴネスティエルフ)
 南エルゴスに住む、エルフの一族。自然に溶け込んだ狩猟、採集民族で、文明化されたシルヴァネスティやクォリネスティのエルフからは未開の民族と思われている。

鍵(知識という鍵または知識の鍵)
 レイストリンが必死で探し求めたフィスタンダンティラスの呪文書の解読に必要な何か。パランサスの図書館で悪戦苦闘の末、アスティヌスの一言で見つけだすことができた。これによりレイストリンは黒いローブの道を歩きはじめることになった。

影の民(奪われた竜の卵より)
 シャドウピープルとも言う。サンクションの地下の迷宮に住む種族。猿に似た顔とムササビのような膜のある手足をしている。ドラゴン軍のサンクション占領に抵抗し、ドラゴンの卵の探索にも協力する。

巨大なめくじ
 スラ=モリの探索中に現れたモンスター。金属を溶かすほど強い酸性の唾液を吐き出すかなりの強敵。結局倒すことはできなかった。考えようによってはドラゴンよりも強敵だったかも。なぜそこに居たのかはよくわからない。

クォリネスティエルフ
 同族殺し戦争を契機にシルヴァネスティから別れたエルフの一族。彼らはアンサロンのエルフのなかでは最も他種族との交流に理解がある。ギルサナスとローラナはクォリノストの王族の出身である。

グリフォン
 主にシルヴァネスティエルフが使用する飛行乗用生物。鷲の頭と翼にライオンの体といった姿をしている。フリントの兜の房飾りはグリフォンのものだと本人は主張しているが・・。

クリン
 ドラゴンランスの世界。正確には惑星の名称。アンサロンとタラダスという2つの大陸がある。もしかしたら他にも大陸があるかもしれない。

黒ローブウィザード
 悪の性格の魔法使い。ネクロマンシー(生死を操る)系の呪文が得意分野で、自分達の魔法で世の中の人々が迷惑しても別にかまわないと思っている。魔法への欲求が第一で、いわゆる世俗的な欲求で動く悪人とは違うので、必ずしも暗黒の女王の軍団に協力する訳ではない(ダラマールとかの例をみよ)。

ケンダー
 クリン世界にのみ存在するデミヒューマン種族。他の世界のハーフリングやホビットに相当するが、その性質はまったく違っている。基本的に好奇心の塊で、他人の所有品、貴重品はもとより、普通ならばまったく気に止めないような物にまで興味を示す。そのため他の種族からは盗賊よばわりされるが、彼らにとっては全く心外のことである。また、好奇心は冒険を求める心でもあり、命や財産が危険にさらされていても、未知の体験への興味が勝る(ゆえに彼らには恐怖というものが存在しない)。たとえばドラゴンを目の前にしても、その恐怖のオーラをものともせず、「わーい!ドラゴンだ!僕は一度でいいからブレスを吐くところが見たかったんだ!ねえ早く吐いてみせてよ!」と言うような奴である。また、彼らは他人の怒りに火をつけるような罵詈雑言の天才で、本人がそれと意識しないうちに相手を烈火のごとく怒らせることもある。たとえば敵のウィザードに対して「おじいちゃん、お口臭〜い。」とかいうのである。

ケンタウロス
 闇の森に住む生物。外見はご存知の通り。これもその後出ていないので、闇の森オンリーの生物かも。

ゴブリン
 ドラゴン軍の下っ端の兵士として使われているヒューマノイド。タッスルに言わせると血が臭いらしい。無責任で付和雷同的な典型的ザコ。短剣の一撃でやられてしまう。




上位魔法の塔
 上位魔法の塔があるからといって下位魔法の塔があるわけではない。アンサロンの全ての魔法使いはウェイレスの森にあるこの塔に所属してなければならない。

上位魔法の塔所属のウィザード
 白、赤、黒のローブのウィザードはすべて上位魔法の塔に所属している。いわゆる魔法使いギルドのようなもので、塔の中は中立地帯となっている。かつて魔法が敵視されたときに善悪中立すべての性格のウィザードが団結したことに由来する。この最低限の掟を守れないウィザードはレネゲードと呼ばれ、追われることになる。

ザク・ツァロス
 大変動のときに新しくできた海に滑り落ちて壊滅状態になった都市。一部が辛うじて廃墟として残っていた。リヴァーウィンドが青水晶の杖を発見したのはこの廃墟に残っていたミシャカルの神殿らしい。ドラゴンランスの英雄たちにとって最初の試練の地ともなった。ここではブラックドラゴンのキサンスとの死闘。ミシャカルの円盤の発見。フィスタンダンティラスの呪文の書。ブープーとの出会いなど様々なエピソードが繰り広げられた。

サノイ
 セイウチと人間が混ざったような姿をしたヒューマノイド。氷壁の民と争っている。どうやらオーガーの系統に属するらしい。ミノタウロスとの関連もありそう。

サンクション
 アンサロンのほぼ中心部、冥府の三卿と呼ばれる火山のふもとにある街。ドラゴン軍の重要拠点の一つで、ドラコニアン製造の地でもある。

シーク教
 実在のインドのシーク教とは関係ない。ドラランのストーリーのなかでは偽りの神を信奉していると言われて、ろくな扱いを受けていない・・。もともとは大変動で神々がクリンを去ったので、新しい神々を見つける(SEEK)ということから発生した宗教。でも時代が下るに連れて堕落していき、ヘデリックのような人物も多くなって、ああなったわけです。

シラク
 レイストリンが「マギウスの杖」を使って明かりをつけるときのコマンドワード。ちなみにパリンはまだこのコマンドワードしか知らないらしい。

シルヴァネスティエルフ
 性格の悪いエルフ。シルヴァネスティの森林地帯に住む。エルフの中でも最も長い歴史を誇るため、他の種族を見下している。ある意味ミノタウロスと同レベルってこと。

白ローブウィザード
 善の性格の魔法使い。エンチャントメント/チャーム(魅了)系の呪文が得意。魔法はできる限り世の中のために用いるのが良いと思っている。ただし意図と結果は相反することもあるが・・。ドラゴンランス(本編)ではパー・サリアンしか登場してないのでよく分からなかった。セカンドジェネレーションでダンバーとパリンが登場してやっとどういうものか分かってきた感じです。

スケルトンウォリアー
 ソス卿の部下がアンデッド化した骸骨戦士。剣での攻撃しかしてこないが、強い強い。骨なので剣の攻撃がほとんど効かず、魔法もほとんど通用しない。僧侶のお払いも無効。本来はサークレット(頭にはめる輪のようなもの)に魂を捕われたために、それを取り戻すためにさまようアンデッドという設定だった。ゆえにサークレットを取り戻すとスケルトンウォリアーは成仏する。

スラ=モリ
 クォリネスティエルフの初代の王。キス=カナンの霊廟。パックス・タルカスの地下にある。意味は「秘密の道」。

ソラムニア騎士
 頑固者。しかし正義感と勇気、礼節、名誉に関しての考え方は超一流。また戦士としても非常に強い。昔はクリン中の人々から尊敬されていた。しかし大変動のときは、そのあまりの災厄の大きさに力及ばず、「肝心なときに何もしてくれなかった」ということで、人々の信頼が失われた。そのため、山賊にまで身を落とした者さえいた。

ソリナリ
 いわゆる月。地球からみる月にもっとも近い姿をしてる。36日間でクリンのまわりを回っている。白ローブウィザードはこの月が出ていないと弱い。

ソレース
 マジェーレ兄弟の出身地。ヴァレンウッドという大木の上に家が建っている珍しい村。憩いのわが家亭も当然木の上。実はランスの英雄たちのうち、ソレース出身はキャラモン、レイストリン、ティカの3人だけである。




大審問
 魔法使いとして身を立てることを望む者に課される試練。失敗は命で償わねばならない厳しいものだが、良く考えてみれば普通の冒険と大きく変わるところはない。レイストリンやパリンは例外的に超高難易度。実はギルサナスも受かってるんですねえ。

大変動
 神様が「切れた」ときに起こる。非常に迷惑極まりない事態。これによってクリンの世界は文字通りめちゃくちゃになった。さらに神様がへそを曲げて世界に手を差し伸べるのをやめたため、僧侶の奇跡も行えなくなった。神様は人々(エルフやドワーフなども含む)が反省したら戻るつもりだったが、人々は「もう神様はいない」と思い込み、まことの信仰に背を向けてしまった。そして偽りの神々の僧侶が暗躍する時代になったのである。

ダークエルフ
 一般的には黒い肌をした悪のエルフの一族のこと。しかしながらドラゴンランスの世界においては、何かしらの掟破りをしたため、故郷を追われたエルフのこと。能力的にはふつうのエルフと変わらないが、追放されたくらいだからだいたい悪い性格をしている。追放の理由は黒魔術に手を出したため(ダラマール)から、こそ泥をした(デューダー)まで様々。

タルシス
 かつては「麗しの都」と呼ばれた港湾都市。大変動によって海が後退したため、内陸に封じ込められた。大変動から300年経つというのに未だにかつての貿易船の残骸が港跡に点在している。ランスの仲間たちはこの町の宿屋「赤竜亭」に滞在するが、実に様々な出会いと別れを経験することになった。

デスナイト
 言わずと知れたソス卿のこと。本来はデモン(悪魔)の王であるデモゴーゴンによって死んだパラディン(聖戦士)から創り出された強力なアンデッドモンスターで、12人存在するという設定であったが、ドラゴンランス世界に取り込まれてからはもっぱらソス卿の専売特許と化している。PCゲームではリボウム卿など複数のデスナイトも登場するが、その中でもやはりソス卿は最強である。ドラゴン以上の強敵で、特殊能力がいっぱいある。炎の球を投げつけたり、氷の壁を作ったり、一言で相手を殺したり、盲目にしたり、茫然自失にさせたりできる。しかし元騎士なので剣で戦うことを好む(ただし相手にするに相応しい者だけ、雑魚は特殊能力で一掃されてしまうのがオチ)。また魔法の呪文もほとんど通用せず、生半可な呪文をぶつけても跳ね返される。いやーホント強いよ。デスナイトは最強デス!

どぶドワーフ
 厄介者その1。水差しと尿瓶を兼用できる種族。また、一色できれいな色はたくさん混ぜるともっときれいになるはずだ。という考えですべての絵の具を混ぜて茶色にしてしまうような種族でもある。また、衛生観念を教えられても、トイレの洗剤で頭を洗ってしまうし、雑巾で顔を拭いてしまう種族でもある。つまり、どんなものでもいろいろな役に立つ使い方を見つけてしまうということである。それゆえ、彼らにとっても役に立ちそうも無いものを見つけると、魔法の力が込められていると思い込むのである。

ドラコニアン
 最初は中ボス、後半は雑魚。グッドドラゴンの卵を邪悪な魔法で変形させて誕生した。一つの卵から十数体のドラコニアンを作り出せる。それゆえ、意外に量産されている。しかし能力的にももとのドラゴンの十数分の一しかない。酒好きで、下品。しかも狂暴といいとこなし。倒した後に石になったり、爆発したり、強い酸に変化したり、いわゆる最後っ屁がキツイ。

ドラゴンオーブ
 ドラゴンを操ることができるという伝説のアーティファクト。ビーダマくらいの大きさから直径30センチくらいまで大きさが変えられるらしい。古代の偉大なドラゴンの精髄が封じ込められている。それ自体が自我を持ち、資格の無い者が使おうとすると逆に精神を支配されてしまう。氷壁で発見し、ホワイトストーン会議の会場まで持っていくが、タッスルが割ってしまい大騒ぎ。その後、大司教の塔でもう一個見つかり、ドラゴン軍撃退に使われるも、塔の崩壊に巻き込まれる。さらにもう一個はシルヴァネスティで発見され、レイストリンの手に渡る。でもそれもドワーフゲイト戦争の時に壊しちゃったらしいので、アンサロンにはもはや存在していないかも・・。

ドラゴン卿
 5人はいるらしい。各色のドラゴンの軍団の司令官。ヴェルミナァルド卿とアリアカス卿、そして青の女卿が有名。でもヴェルミナァルド卿の後継のトード卿の命令では、レッドドラゴンは動きそうもない・・。

ドラゴンランス
 物語のタイトルになっているくらい前評判だけがやけに高かった秘密兵器。あまり本編では出番がなかった。でも実際強い。歩兵用(大司教の塔で使われたもの)とドラゴン搭載用(タッスルとフリントが参加した空中戦で使用)がある。善の者しか取り扱えないらしいが、キティアラは平気で手にしていた(苦痛を我慢してたのかな?)。突き刺せば普通のドラゴンになら大ダメージを与えられる。




ヌイタリ
 普通の人には見えない月。8日周期でクリンを回っている。黒ローブウィザードの力の源。公転周期が短いので黒ローブウィザードは苦労する。

ノーム
 やたらと長い名前を持つ種族。彼らは要約したり、省略したりする才能に欠けている。だから「簡潔にしろ」と言われた場合、今度はとにかく簡潔に短くすればよいのだと思い込み、意味不明のものにしてしまう。彼らは発明家であるが、それはすべてプロトタイプであり、量産を前提とした設計はできない。常に改良点を見つけては改修を続け、装置はより大きく複雑なものになっていき、結果的に当初の目的を果たす形には到達できないのである。ニムシュみたいにあっさり成功させてしまうノームは異常で、「マッドノーム」と呼ばれる。




パックス・タルカス
 エルフとドワーフの友好の記念として建てられた城塞らしい。地下にはエルフの指導者キス=カナンが眠っている。ヴェルミナァルドのドラゴン軍が占領し、多数の奴隷を働かせていた。ランスの英雄たちが解放したあとは、どぶドワーフのセスタンの支配下にある・・。(やだなあ・・)

パランサス
 大変動の影響を逃れた数少ない都市らしい。神に守られた都市ということで住民はキティアラの侵攻にも神風が吹くものと安心しきっていたそうな。

バリフォール
 シルヴァネスティを脱出したレイストリンたち一行がたどり着いた港町。

バンシー
 スラ=モリの財宝室で出たモンスター。邪悪なエルフの霊で、その叫び声を聞いた者はショック死する。さすがのランスご一行様も逃げ出すしかなかった。本文中にはドロウとか書いてあったが間違いだろう…多分。あとダルガールド城砦で毎晩ソス卿に恨み節を聞かせているバンシーの一団も出ましたね。キティアラの肝の太さには何ともコメントのしようがない。

ひび割れマグ亭
 ヘイヴン街道沿いの居酒屋。キャラモンがクリサニアの手がかりをたずねて(というより、一杯やるために)寄った。ここでクリサニアが闇の森へ向かったという情報を得る。しかしキャラモン一行が出ていった途端、消え去った。

フロットサム
 北へ向かう船の手配のためにたどり着いた町。ドラゴン軍の拠点らしく、ドラコニアンがうようよしている。ドラゴン軍の制服を盗んだタニスがキティアラと衝撃的な再会をした場所。

平原人
 って何なの?どうやらアナバシニア平原で狩猟・採集・遊牧で暮らしている人々のことを言っているようだが、ソレースの人々は彼らを蛮族と呼んでいる。いわれの無い差別ってのがあるようですな。

ヘイヴン
 アナバシニア地方の中心地。フリントの言によれば、志の高いシーク教の司祭たちが多くいるらしい。ランスの一行は、青水晶の杖を彼らに調べてもらうためにそこへ向かったが、ドラコニアンの待ち伏せに会い、闇の森へと向かうことになった。

ペガサス
 闇の森からケ=シュの近くまでランスの英雄達を乗せていった飛行生物。外見はご存知のとおり。その後見掛けないところを見ると、闇の森近辺特有の生物らしい。

ホブゴブリン
 やや体格の大きいゴブリンの種族。派手好みで悪趣味、しかし武器の手入れは常に怠らない。頭も良く、トード長官のようにドラゴン卿にまで出世した者もいる。それにしてもトード長官のイラストはちょっとひどすぎ。もう少しカッコよく描いてあげてもいいのに…。


マジェーレ
 キャラモン・レイストリン兄弟の名字。これは古のまことの神の一人であるマジェーレ神に由来する。マジェーレは善の神に属し、清貧を旨とし、その使徒には巨大なハチが護衛として遣わされるという。

マギウスの杖
 レイストリンが大審問の時にフィスタンダンティラスからもらった杖。古の大魔法使いマギウスのゆかりの品。数多くの呪文が封じ込められているらしい。しかもルニタリの光にあてると魔力補充されるというからすごい。しかしそれを譲り受けたパリンはまだ使いこなせていない。

ミノタウロス
 牛の頭をしたヒューマノイド。クリンの世界では優秀な船乗り(海賊)。弱い奴には容赦ないが、強い奴には甘い。まちがってもカウベルをプレゼントしてはいけないし、赤いものを見せてもいけない。だからミノタウロスには赤ローブウィザードがいないのである(うそ)。

「もうけっこう」山
ソラムニアからの移民が山の名前をノームに聞いたところ、延々と長〜い名前を聞かされたため、「もうけっこう」と言って止めさせたところ。ノームたちは「これは簡潔でいい!」とそれを山の名前にした。でも原文のNever mindというセリフの翻訳によっては「どうでもいいけど」山とか「心配ない」山とかになったかも・・。




「闇の森」の死霊
 闇の森に出現した亡霊戦士。スペクターとルビが振ってあるが、彼らは一般的なスペクターではない。彼らは志半ばに倒れた正義の騎士たちの霊であり、邪悪を倒すという誓いに縛られているがゆえにアンデッドとなった者たちなのである。ゆえに一般的なアンデッドとは違い邪悪ではなく、善なる存在である。彼らは強力な戦士であり、正々堂々と剣で戦う。彼らは倒されても真に成仏するまでは消滅しない。どちらにせよ、レイストリンの警告は当を得ていた。




ルニタリ
 クリンの空に輝く3つの月の一つ。赤い月。24日周期でクリンのまわりを回っている。赤ローブのウィザードの力の源であり、彼らはこの月の光によって魔法の力を得るといわれている。

レネゲードウィザード
 上位魔法の塔の管理下にないモグリの魔法使い。全ての呪文にアクセス可能で月の影響も受けないが、各ローブのどれかに所属するように求められる。拒否した場合は殺される場合もあるのでよっぽど腕に自信のない限りは表に出ることはない。レイストリンやフィスタンダンティラスは数少ない例。




ワームスレイヤー
 タニスがスラ=モリでキス=カナンから授かった剣。リディーマーという別名もある。強い魔法が込められている。名前からするとドラゴンに効果がありそうだが、使ってないのでよく分からない。クォリ=モリに置いたまま。その後は誰がどう使ったのやら。

ワイバーン
 ドラゴン軍で伝令用として使われているドラゴンの親族。前足が無く、知能も低いが高速飛行能力に優れるため重用されている。ただし戦場では見掛けないところをみると、戦闘用の訓練はむずかしいようだ。



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